新しい環境に適応するのは挑戦でした。
"tenacity"に通い始めた最初は、新しい環境や新しい人々に適応するのに時間がかかりました。本人にとって、これは非常にストレスの多い経験だったと思います。お友達と遊ぶ際にも、自分の気持ちを表現するのが難しく、無口になってしまうことがよくありました。また、コミュニケーションに苦手意識を持ち、言葉が早口になることもあり、お友達に自分の気持ちをしっかり伝えるのが難しい瞬間がありました。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)を通じて、豊かな語彙力と円滑なコミュニケーションスキルを発展させることを目指しています。
そのため、"tenacity"ではSST(ソーシャルスキルトレーニング)を通じて、語彙力を向上させるトレーニングを導入しました。児童を5、6人のグループに分けて、グループディスカッションを行い、コミュニケーション能力を向上させる支援を提供しました。最初は質問されても発言するのに時間がかかりました。その際、スタッフがサポートし、意見を述べる手助けをし、近くの仲間と協力して一緒に発言する練習をしました。今では順番が回ってきたら、一人で発言するのに慣れてきました。最近では、4、5人の仲間と楽しいおままごとやお絵かきを楽しむこともあります。保護者からは、小学校に入学してからも、学校の先生や友達とスムーズにコミュニケーションを取り、過ごすことができているとの報告をいただいています。